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Uxdesign.cc

本記事は、原著者の許諾のもとに翻訳・掲載しております。

uxdesign.ccのチームは2015年、様々なことを目にしてきました。そして、48回のニュースレターを発行し、384件のリンクを紹介し、世界中のデザイナー6万1,295人に毎週 メール で配信しました。ユーザエクスペリエンスデザインの驚くべき世界でどのようなことが書かれ発表されているか、そのパターンや傾向をチームが把握するには十分なコンテンツでした。

この記事では私たちの視点から、これまでの状況を振り返り、現状を理解し、そして2016年のUXで何が起きるかを展望してみたいと思います。

1. ピクセルに熱中するのはもう終わり

2015年、ついに「UX」というバズワードをLinkedinプロフィールに追加した人もいるかもしれません。しかし作業時間の多くは、いまだ画面上のピクセル操作に費やされていたのではないでしょうか。でも、そんなPhotoshop漬けの日々はもうすぐ終わるかもしれません。インターフェースが無くなると言っているわけではなく、私たちUXデザイナーの役割が、インターフェースデザインから徐々に離れていきそうなのです。世界中のデザイナーがそう言っている理由を、いくつかご紹介しましょう。

何もかも同じような見た目になっている

私たちがデザインの対象としているブラウザやOSには、確立した視覚言語と、定着したインタラクションデザインパターンがあります。また、フラットデザインの思想に支持が増えていることで、 何もかも同じような見た目 になってきているのです。とは言え、 それで問題はない のかもしれません。

インタラクションパターンは十分定まっている

ドアハンドルをデザインするのに、今さら一からやり直す必要はありません。2、3種類のハンドルだけで、あらゆる使用例をカバーできるかもしれないのです。「革新のためだけの革新」とでも言うべきもの(例えば、Webサイトやアプリのナビゲーションシステムとして混乱を招くだけのものを作ってしまうこと)を試みていると、長期的に見てユーザビリティの問題が生じる可能性があります。問われるべきは、「新しいインタラクションパターンを導入することで、ユーザのどのニーズに応えようとしているのか」ということになるのです。定着した包括的な インタラクションデザインパターン集 があるおかげで、私たちはユーザにとって本当に重要なことに時間を集中できるようになってきています。簡単かつ分かりやすく物事を進められるようになったのです。

現在知られているような形のアプリの終焉

アプリはもはや、ユーザの最終目的物とは限らなくなりました。アプリとは、生のデータを実用的な情報に変換するエンジンにすぎないのです。美しいデザインの天気予報アプリを時々チェックする人は、今でもいるでしょう。ですが、アプリが一番役に立つのは、雨が降る15分前にユーザにそのことを知らせ、傘を持って出かけるよう促してくれることです。つまり、通知機能です。 iOSで通知センターの通知にすぐ反応 できる機能や AndroidのGoogle Now on Tap といったモバイルOSの機能が普及すれば、ユーザがアプリのUIを見る必要性は 徐々に減っていく でしょう。

新しいインタラクションに新しい画面が必要とは限らない

人工知能は2016年、ますます使われるようになりそうです。 Facebook M のような優れたアルゴリズムはもうすぐ、Facebook MessengerアプリのUIで入力したメッセージに返事をくれるようになり、サードパーティのサービスや企業も専用のユーザインターフェースなしに各種機能を提供できるようになるでしょう。もちろん、誰かが そのような会話のロジックや台本を”デザイン” し、製品の背後にある人工知能を構築する必要はあります。ですが、未来のインターフェースは ピクセルでできているとは限らないかもしれません

2. プロトタイピングツールのゴールド・ラッシュ

数年前、世界中のデザイナーが、デジタル製品を作る際の プロトタイピング の重要性を認識し始めました。静止画を開発者に渡す旧来のやり方は、デザイナーが失敗する原因となっていました。その後、プロトタイピングツールは私たちの作業にとって大切な要素となりました。これを使えば、静的な資料では表現しがたかったアニメーション、画面遷移、マイクロインタラクションなど、単一画面の複数の状態を提示できるのです。

もちろん、この動向に注意を払っていた企業は、解決策としてのプロトタイピングツールを作り始めました。そして現在、 そのようなツールが次々に誕生し、有り余るほどの活況 を呈しています。 InVision、Marvel、Principle、Atomic、Sketch、Axure、Adobe Comet などはどれも、観点は異なりますが、基本的に同じ問題を解決するためのツールです。

それでも、全てを解決できるプロトタイピングツールは1つもありません。

今後はどうなるでしょうか? プロトタイピングツールが毎週のように登場する状況はどのくらい続き、そうした新しいツールの操作を覚えるのに、私たちはどのくらいの時間を費やせるでしょうか? ツールの数はすぐにデザイナーの数を上回り、デザイン業界のエコシステムがスケールするのを妨げるようになるでしょう。

私たちは、2016年のプロトタイピングツールが、パソコン画面に向かった長時間の作業を強いることなく、プラットフォームにとらわれない考え方を可能にしてくれると期待しています。さらに望ましいのは、ワイヤーフレーミングやプロトタイピングだけでなく、UXの仕事の違った側面に重点を置く新しいツールがもうすぐ現れることです。

考えてみてください。ソフトウェアスキルを重視し過ぎて、ヒューマンスキルに注意が向いていないのではないでしょうか?


2015年はいい1年でしたね?


3. 時間に基づいてデザインする

遠くない昔、チームにとって、情報アーキテクトは欠かせない存在でした。世の中のWebサイトやアプリで利用可能な情報について、その複雑さと量を解明できるようにするためでした。デジタルインターフェース(とその背後にいるデザイナー)は、同時に見せる”必要”のある雑多な情報を扱うのに必死で、 何もかもが重要でした。

しかし、ユーザにとって本当に重要な情報は何であるかを、どうやって順位付けするのでしょうか? ユーザが探している情報を見つけるためのナビゲーションシステムを、どのように作るのでしょうか?

それから時を経た現在、私たちは時間に基づいてデザインしています。好きな時にあらゆる情報にアクセスできるようにすることもあれば(例:Amazon.comのサイト)、以下のように、ユーザがまさに必要とする時に 必要なだけの情報 を得られるようにすることもあります。

  1. Uberに配車を依頼する前に「Set pick up location」ボタンで乗車場所を設定

  2. ドライバーを待つ間に予定到着時刻を確認

  3. 乗車が終わったら「Rate your driver」のUIでフィードバック

人は一度に1つのことをするのを好み、段階ごとに複数の決定を促されるよりも、流れにしたがって案内を得たいものです。

デバイスやセンサーの性能と精度が上がっているので、2016年のユーザエクスペリエンスはもっと直線的なものになるでしょう。つまり私たちの仕事は、特定的な時間と空間をもっと重視することになるのです。ユーザは便利で単純な直線的体験に慣れていき、 サイトマップは項目数が増え階層が浅くなるでしょう。 ドキュメンテーションは、単なるピクセルや画面の説明をはるかに超え、ユーザのたどる行程に沿って展開されるようになるでしょう。

2016年は、インタラクションデザイナーにとって刺激的な年になりそうです。

4. UX:その全体と役割

UXデザイナーになるには何といい時代でしょう。UXデザイナーがついに、より多様な組織でより重大な責任を与えられるようになってきたのです。ユーザエクスペリエンスはもはや、差別化するためのものではなく、必要不可欠なものです。これで、あらゆる種類や規模の企業が近いうちに、少なくとも1人のプロに、製品やサービスのユーザエクスペリエンスを監督させることになるでしょう。

それでも、UXのプロの役割や職務を巡っては、議論があります。 チームの誰もが製品のユーザエクスペリエンス全体に影響力を持つ ことは認識されているので、「UX」という言葉は誰もの肩書に加えられるようになってきています。例えば、UXエンジニア、UI/UXデザイナー、UXアーキテクト、UXフロントエンドエンジニアといった具合です。

「UXデザイナー」であることの概念はこんなにも普及してきたので、その形はもうすぐ見えなくなるでしょう。

優れたユーザエクスペリエンスのために全員が権限と責任を共有するなら、UXデザイナーは2016年、チーム内でどんな役割を果たすべきでしょうか?

私たちの最大の課題は、プロダクトマネージャーからカスタマーサポートまで、チームの全員に、ユーザエクスペリエンスを改善する上での自分の役割と、事業にとってそれがいかに重大であるかを理解してもらうことです。UXのプロはさらに踏み込んで、全体の取り組みを調整する上でより中心的な役割を果たす必要があると同時に、チームメンバーと協力して作業を進めていくことになります。

他方では、かつては捉えがたかった「UX」の概念が明らかになってきましたので、私たちは焦点を絞り、より専門化した役割をチームに取り入れることも可能です。例えば、コンテンツストラテジスト、UXリサーチャー、ユーザビリティスペシャリスト、インタラクションデザイナーなどが考えられるでしょう。

5. 企業は新たなブロガー

面白そうなUX記事のリンクをクリックしてすぐ、それを書いたのが企業だったと気付いたりしませんか。Peter MorvilleやJeff Sauro、Don Normanといった名前は次第に、こちらもおなじみのInVision、UXPin、Adobeのような企業名に取って代わられつつあるのです。

2015年、UX関連のコンテンツで非常に多くシェアされたのは、企業が作成し、企業のブログに掲載されたものでした。

これは素晴らしいことですので、誤解はしないでください。企業やデザイナーの間で「UX」というトピックが注目と関心を集めていることは、UXで生計を立てている私たちにとって間違いなく朗報です。UXの仕事を売り込むのに、話題にするより効果的な方法はありません。

UXデザイナーがケーススタディについて語るのは難しいこともありますが(めったに1人ではしない仕事のため)、企業はそれができる強い立場にあります。企業は成功したプロジェクトの結果に対してより直接的な責任があり、工程の一つ一つに関わっているからです。

この状況に問題はないのでしょうか? 確かに、企業が非常に具体的なトピックについて記事を書くのには、理由があります。企業はクリック数を増やし、SEOを確立し、UXやプロトタイピング、デザインの業界を思想的に先導したいと考えています。そのため、バズワードを駆使し、無料の電子書籍や クリックベイトの見出し へのリンクを満載した記事を次々と生み出すことで、企業サイトへのトラフィック増加を図っているのです。

そこで2016年のアドバイスですが、そのような記事に出会ったら常に、 この会社は自分に何かを買わせようとしているのかもしれない ということを心に留めておきましょう。それが悪いこととは限りませんが、ちょっと心にかけてみてください。そして気になることがあります。デザイン関連の企業や著者は、時間と労力を注いで2016年にさらに多くのコンテンツを発表し、UXの未来に向けて、より偏りのない基礎知識を形成するのに貢献してくれるでしょうか?

6. 新しい情報アーキテクチャとしてのコンテンツストラテジー

10年前、企業は自社のWebサイトを持ちたいと考え、またその必要性に迫られていました。充実した確かなサイトを作り、ブランドに関連するあらゆる情報を発信するためです。当然ながら、そのようなWebサイトは、ユーザにとって分かりやすく組織化されている必要がありました。

それから時が経ち、企業は今や何種類ものサイトを持つようになりました。Webサイト、マイクロサイト、モバイルアプリ、SNSプロフィール、ブログ、チャンネル、イントラネット、内部サイト、Slackグループなど、リストは増え続けています。こうした様々なルートを通じてコンテンツが日々流されていますが、 その全体の趣旨を考える役割を誰かが務める必要がありました。 なぜ、どのように、どこで情報が流され、どうやって より大きなコンテンツストラテジー になるのか、といったことを考えるのです。

これは、急に始まった新しいことではありません。ですが、この傾向が明らかになるにつれて2015年、コンテンツストラテジー(と、もちろんコンテンツストラテジスト)はついに、多様な組織でデザインプロセス内に大々的に組み込まれました。私たちにとってプラスになることでした。


2016年は、あなたのポートフォリオをついに更新する年になるでしょうか?


7. モノではなくヒトのインターネット

スマートウォッチがちまたにあふれています。もっとも、私たちに腕は2本までしかないのですが……

2015年はスマートウォッチの花盛りで、しばらくはこの話題が絶えることはなさそうです。でも、 スマートウォッチが解決してくれる問題 とは何でしょうか?

私たちは、これ以上多くのモノは持ち歩きたくありません。 すでに使っているモノが、より高性能になってほしいのです。 スマートウォッチは、生活を便利にしてくれるというよりは、あの小さなスペースにあまりにも多くの機能を組み込もうとしています。目新しさを狙って、ユーザビリティを犠牲にしているのです。モノを、ヒトの真のニーズを捉えたもっと意味のあるものにするには、どうすればよいでしょうか? Nest はそれに取り組んでいます。 Googleの新しいOnHubルータ の目的でもあります。いずれも、ユーザに新しい振る舞いやハードウェアを押しつけるのではなく、すでに起きている問題の解決と、所持することがすでに定着しているモノの強化を目指しているのです。

モノのインターネットは2015年、信じられないほどの速さで広がりました。しかし、コネクテッドデバイスの最初のブームが一巡した今、消費者が文化的・個人的な振る舞いの変化を受け入れられるようになるには一定のペースがあり、そのペースを理解するのが新製品の成功にとって不可欠かもしれないということに、企業は気付き始めました。

消費者に向けてあまり実用的でない小物のインターネットを新しく作るよりも、消費者がすでに関心を持っているモノをインターネットにつなげてはどうでしょうか?

8. Slackが会話を復活させている

2015年、UXに焦点を絞ったSlackチームが増えました。以前のように、世界中のデザイナーがオンラインのチャンネルに集まり、#usabilityから#jobsまで、またはちょっとした#hangoutなど、考えの近いデザイナーと様々なトピックについて話をしています。

実のところオンラインフォーラムは、メーリングリスト、Facebookの投稿、Linkedinグループなど、しばらく前から普及していました。しかし、そうした従来のサービスとは異なり、Slackは以下のような新しい要素を備えていることで、単なる一時的な流行を超えた存在になる可能性があります。

  • チャンネル を使うと、会話を組織化して、必要な話題だけに絞り込みやすくなる(ユーザリサーチ、参考書、さらには求人など)。

  • Slackがリアルタイムのチャットツールであることを活用して、コミュニティマネージャーは、会話の展開に関して 新たなエンゲージメントの仕掛け を探ることができる(例:Ask Me Anything/AMAのフォーラムがこの分野では有名)。

  • Slackは仕事と生産性に焦点を合わせたツールとして始まったので、チャンネル内でのユーザの振る舞いは 専門的な議論 が中心となりやすい。GIF画像もちらほら見かけるが、脱線はあまりない。

Slackのブームがいつまで続くか、そして ユーザが経験している基本的なユーザビリティの問題 がいつ解消されるかは、今後の状況を見なくてはなりません。交わす議論を生かして実行可能な変化をUX分野にもたらせるかどうかは、私たち次第です。2016年、自分に関連のある #channel で重要な話題が活発に議論されるか注目してみてください。


探している答えは、画面と遠く離れたところにあるものです


9. ピクセルからヒトへ

今日、デジタル製品をうまくデザインすることは最大の難題であり、その成否はユーザの状況や欲求、ニーズを深く理解しているかにかかっています。製品に新しい機能を追加することは技術的観点から見ればだんだん容易になってきていますが、リサーチを適切に行わなければ、消費者が本当に関心を持っていることについて誤った仮定をしてしまうかもしれません。

すると、ゆくゆくは企業の売り上げとブランド認知が損なわれることに……。

ピクセル操作に費やす時間が減っていくなら(「ピクセルに熱中するのはもう終わり」でしたね)、これを一歩前に出る好機と捉え、おろそかになりがちなUXの別の側面、 ユーザリサーチの方法 に力を入れましょう。今作っている機能がもしも、リサーチに裏付けられた真のユーザニーズに応えるものでなければ、製品の最良のデザインパターンを探っても結局意味はありません。

私たちはここ何年にもわたって、インタラクションデザインのプロセスを支援するための、プロトタイピングツールの革命を経験してきました。それと同じように、新世代のユーザテストツールによって、会社の規模や予算にかかわらず、リサーチ方法がもっと利用しやすくなりデザインプロセスにさらに統合されることを期待しましょう。

2016年はUXデザイナーの注意がついにピクセルからヒトへ移る年になると、希望を抱いています。

10. 私たちの選ぶ2015年のハイライト

プロジェクト・オブ・ザ・イヤー
米国デザイン基準

プロダクト・オブ・ザ・イヤー
様々な市場に合わせたUXを提供した、Uber

ポートフォリオ・オブ・ザ・イヤー
Samuel Medvedowsky

ツイート・オブ・ザ・イヤー
Dan Saffer「Two roads diverged in a wood, and I — I did A/B testing to see which one had higher ad clickthroughs. And that has made all the difference.」 (森の中で道が二手に分かれていた。そして私は……私はA/Bテストを行い、どちらが広告のクリックスルーが多いかを調べた。それで全てが変わったのだ)

バズワード・オブ・ザ・イヤー
新しい人工知能、機械学習

最も多くクリックされたリンク
Don Norman「Why are Apple’s products so confusing?」 (なぜAppleの製品はこんなに分かりにくいのか)

イメージ・オブ・ザ・イヤー
テクノロジ企業の組織図@gaitha より)

ブログ・オブ・ザ・イヤー
一貫性と高いレベルの品質基準を備えた、A List Apart

ツール・オブ・ザ・イヤー
Lookback.io

トーク・オブ・ザ・イヤー
Leah Buley「The Modern UX Organization」 (現代のUX組織)

ブック・オブ・ザ・イヤー
Peter Morville著『Intertwingled』 (邦訳『Intertwingled:錯綜する世界/情報がすべてを変える Kindle版 』)


元記事はこちら : The state of UX in 2015 / 2016

監修者
監修者_古川陽介
古川陽介
株式会社リクルート プロダクト統括本部 プロダクト開発統括室 グループマネジャー 株式会社ニジボックス デベロップメント室 室長 Node.js 日本ユーザーグループ代表
複合機メーカー、ゲーム会社を経て、2016年に株式会社リクルートテクノロジーズ(現リクルート)入社。 現在はAPソリューショングループのマネジャーとしてアプリ基盤の改善や運用、各種開発支援ツールの開発、またテックリードとしてエンジニアチームの支援や育成までを担う。 2019年より株式会社ニジボックスを兼務し、室長としてエンジニア育成基盤の設計、技術指南も遂行。 Node.js 日本ユーザーグループの代表を務め、Node学園祭などを主宰。