2014年8月19日
オーストラリアのスタートアップが成功しにくい理由
本記事は、原著者の許諾のもとに翻訳・掲載しております。
オーストラリ ア・メルボルン発のスタートアップ Gleam が、国内のスタートアップが直面している課題点を、自社の例も含め紹介しています。
最近のオーストラリアでのインターネット関連の買収案件について実例を挙げて、国外の企業(ほとんどは米企業)をパートナーとする案件が多いと指摘しています。こういったスタートアップのなかには拠点をアメリカに移してしまうものも少なくなく、この原因は他の国際的な大都市に比べてビジネスに要するコストが高く、資金調達も容易ではないことにあると説明しています。また以下の観点についても指摘しています。
- インターネット系ビジネスに対する国のサポート体制のなさ
- ベンチャーキャピタルをサポートする風土が根付いていない
- 人口規模、市場としての競争力の弱さ
- ストックオプション(あるいは従業員持ち株制度)に関する税制
- 起業に関する税制上の優遇措置や助成金などのしくみ
監修者
古川陽介
株式会社リクルート プロダクト統括本部 プロダクト開発統括室 グループマネジャー 株式会社ニジボックス デベロップメント室 室長 Node.js 日本ユーザーグループ代表
株式会社リクルート プロダクト統括本部 プロダクト開発統括室 グループマネジャー 株式会社ニジボックス デベロップメント室 室長 Node.js 日本ユーザーグループ代表
複合機メーカー、ゲーム会社を経て、2016年に株式会社リクルートテクノロジーズ(現リクルート)入社。
現在はAPソリューショングループのマネジャーとしてアプリ基盤の改善や運用、各種開発支援ツールの開発、またテックリードとしてエンジニアチームの支援や育成までを担う。
2019年より株式会社ニジボックスを兼務し、室長としてエンジニア育成基盤の設計、技術指南も遂行。
Node.js 日本ユーザーグループの代表を務め、Node学園祭などを主宰。
- Twitter: @yosuke_furukawa
- Github: yosuke-furukawa